平塚市 諏訪町S様邸 埋蔵文化財試掘調査申請
本日は、平塚市の諏訪町にて新築予定のS様邸について、
建築予定地が「埋蔵文化財包蔵地内」にあることから、
役所にて試掘調査の事前予約を行ってきました。

ここで、埋蔵文化財包蔵地についてのご説明なのですが、
各市町村ごとに、
- 遺跡が発掘される可能性のある場所
- 発掘される可能性のある場所の付近
- 発掘される恐れのない場所
と、遺跡の発掘されるかされないかを地域によって振り分けを行っております。
発掘される可能性が無いのであれば、もちろん何も問題が無いのですが、
発掘される可能性がある場所内については、工事を行う際に、事前に相談及び
届出が必要となってきます。
一定以上の深さの土の採掘や、地中内を改良する場合、
行政が事前にその敷地内を掘削して、遺跡が無いかどうかを調査する
「試掘調査」というものを行う手順が必要となってきます。
一戸建ての専用住宅程度の規模の基礎の採掘であれば、
そのまま施工しても問題ないのですが、地盤調査の結果で、
地盤改良工事が必要となり、地中内に数十本の杭を打込む工事が必要となった場合には、
工事前に試掘調査が必須となってきます。
ですので、試掘調査が必要な埋蔵文化財包蔵地内での新築工事の場合は、
地盤調査の結果によって、行政の試掘調査が必要になるかならないか大きく左右されるため、
工期が大幅に変更になってくる可能性があるのです。
あとはこれから行う地盤調査の結果によって、工程も費用も大きくかかわってくるので、
間取りが決まり次第、地盤調査を進めていく予定です。