平塚市で一戸建の売却,購入を相談するならプリムシーズ

買付証明書のタイミングが一番難しい

購入したい物件が決まったら担当者へ連絡し、

買付証明書という購入申込書を担当者を通じて売主様へ提示します。

実は、この「買付証明書」は非常に繊細なもので、

非常に巧妙なトリックが隠されているのです。

 

ワナかもしれない買付証明書

前にもお伝えした通り、不動産は限定一個のもので全く同じものがありません。

ここに隠されたワナが潜んでおります。

気に入った物件があり、そのまま担当者と事務所で商談することになったとします。

「 実は午前中に他の担当がこの物件を案内したお客様がいて、一晩考えさせてほしいと帰られたので、もしもその方から申し込みが入ってしまったら、二番手になってしまい買えないかもしれません。逃したらまた探し直しですけど、これよりも気に入っていただける物件に出会えると思いますか? 」

といった営業トークで焦ってしまい、もっとゆっくり考えたかったのに買付証明書をその場で記入・・・。

 う~ん・・・うまいですよね~。

不動産が、限定一個のもので、

他の方に取られてしまうかもしれないという心理をうまく揺さぶった方法。

 嘘かもしれないが、本当かもしれない・・・。

 本当だったら、本当に買えなくなってしまう・・・。

正直この営業トーク、よくあるパターンなのですが、

見極めはできないのです。

 

二番手になってしまった買付

 気に入った物件があったが、よく家族で相談してから決めたいので2~3日検討したいとお客様。

次の日の夜に一番手の申し込みが他の方から入ってしまい、

すぐに念のため二番手の買付証明書に署名したが、結局買えることはありませんでした。

 その方はとてもショックでしばらく物件探しをストップしましたが、

いざ再開しても、逃してしまった物件が脳裏に焼きつき、その物件以上のものには結局出会えませんでした。

 こちらですが、実際によくある話なのです。

高い買い物なので、検討する時間は取るべきなのですが、

こちらのお客様は2~3日精いっぱい時間を使って検討した訳ではなかったのです。

決断したのは案内の翌日のお昼前後あたりだったようです。

決断したにもかかわらず、その報告を後回しにしてしまった結果で人生が変わってしまったような絶望感

でいっぱいでした。

 

人間性を疑う悪質な「物件止めの買付証明書」

これは、実は私自身の体験談になります。

自分の自宅の話になります。

十分な事前準備は整えており、日々時間がありさえすれば物件情報を収集していたある日のことです。

自分の探している地域内で予算内の土地が販売されました。

妻が出勤する前に、物件情報の件を伝え、仕事を急遽午前休ませ、

すぐに二人で見に行き、その場で決断し担当者へ買付証明書を提示したところ、すでに二番手とのこと。

この時の私の心情ですが、正直がっかりしました。

でもすぐ気持ちを取り直すことができました。

何故かというと、物件が出た日に妻に仕事も休ませ、

すぐに見に行きすぐ決断したのですから。

もうこれ以上どうしようもないですよね。

「後悔する点が見当たらない」

のです。

その時にできる限りのことをスピーディーにこなしましたから。

ですから、あの時こうしていれば良かったという気持ちが発生する訳がありません。

だからこそ、

あなたが後悔しない為にも、もしも物件が出た時は、

すぐにでも見に行くべきです。

仕事を休んででも行けるなら行くべきです。

一生に一度のマイホーム購入です。

何度も言いますが、不動産には同じものはありません

あとはやるだけやれば、検討する時間が多少掛かって二番手になってしまっても、それは結果仕方がないのです。

そこまでやらないときっと後悔するでしょう。

その後の二番手になってしまった後からの話の続きになりますが、あとは一番手の方の状況を待つのみでした。

時が経ち、1週間後でしたか。

担当者から連絡があり、一番手の方がキャンセルしたので契約進めましょうとのこと。

これはとても嬉しかったですが、後日物件担当の方から後で聞いた話によると、

一番手の買付証明書を提示した他社の営業マンが、自分のお客様が検討中の段階で

「とりあえずキャンセルしても大丈夫なので、物件を抑えて一番手にしておくために、買付証明書を提出しましょう」

と促して提出した

「物件止めのための買付証明書」であったことがわかり、非常に憤慨しました。

売却物件の担当者も売主様へ買付証明書の報告をして売却契約に向けた準備をしますし、

売主様も契約に向けて真剣に考えます。

皆、全て真剣なのです。

結果的に、私はその物件を購入することができて良かったのですが、

人の真剣に費やしている時間や気持ちを踏みにじる

「物件止めの買付証明書」を進めてくる営業マン

は、まだまだいますので、

そのような担当者に出会ったら、

その担当者から購入するのは控えましょう。

 そのような責任感のない者は、後々問題やトラブル等が発生した時に必ず逃げるか、人に責任を擦り付けます。

 責任感ある者は、自分の仕事にポリシーを持っていますから、

何か問題が起きても必ずしっかりと対応してくれますし、

そのような他の人に迷惑を掛けるような買付証明書の提案など一切行いません。

人を犠牲にして自分だけの都合の為にマイホームを購入しても、幸せにはなれないはずです。

 

購入決断への心構え

 購入するための準備をするということは、

  • 相場より高いものを買ってしまわないため
  • 営業マンを見極めるため
  • 予算オーバーにならないため

様々な危険を回避するために準備することですから、

物件を見た後に購入するかどうかの時間を取っておくことは非常に大事ですが、

しっかりと準備を整えた人ほど、購入するか否かの決断は早くできるのです。

決断には

「購入する決断」だけではなく、

「購入しない決断」もあるのです。

案内後、気にいった物件があったとしたら、すぐにじっくりと真剣に検討しましょう。

その検討に要する時間を、3日でも1週間でも真剣に悩み続けた結果として、

その間に一番手の購入申込者が発生しまい仮に二番手になってしまっても、一生懸命検討し、

真剣だったので残念な気持ちはもちろんありますが、後悔はしないはずです。

あの時こうしていれば良かったとならない為には、

  • 事前準備
  • 物件紹介されたらすぐにでも見に行く
  • 真剣な検討時間
  • 検討後購入意思があるならば、すぐに担当者へ連絡

この4点を守れば、後悔はしないはず

です。

 

 

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