平塚市 諏訪町S様邸 現地レベル確認

本日は平塚市の諏訪町で注文住宅を建築予定のS様邸の現地確認を

基礎業者と一緒に行ってきました。

解体工事が完了してすっきりとなりました

通常、敷地の地盤は道路の高さよりも多少なりとも高くなっていることが、望ましいです。

雨天時の雨水の流れについてですが、

屋根に降った雨水は、屋根の勾配に沿って、雨樋へ集水されます。

雨樋は地中の雨水桝へ接続されていますので、雨樋に集水した雨水は、雨水桝へ集水され、

雨水枡は最後に道路の側溝や雨水管が埋設されている場合には雨水管へ流れていくときなります。

では、屋根ではなく、敷地に降った雨水はどうなるのでしょうか?

雨水桝へは接続されてないので、基本的には土であれば浸透していきます。

しかし、すべての雨水がが浸透していくわけではないですし、土間の部分などもありますので、

雨水はどこかへ地表を伝って流れていくことにります。

その行先は、基本的には道路へ向かって流れるような形をとることになりますが、

敷地の地盤が道路よりも下がっていると、逆に道路から水が敷地内へ流入する危険性があります。

そして今回の建築地の地盤が道路よりも低くなっていますので、

不動産の売買を行う場合でしたら、最低でも通常は敷地を道路と同じ高さにまで盛土して、

販売することが通常です。

しかし、新築工事を行うのであれば、今の主流の基礎工事は「ベタ基礎」といって、

地表を数十センチ掘削して、基礎工事を行います。

この時に掘削した土は、残土として処分していくことになります。

つまり、土が足らないから土を盛る。

でも新築工事時には残土処分として費用が別途かかる。

無駄に二重に費用が掛かってしまうのです。

ですので、効率よく費用も抑えながら工事を進める為に、

基礎工事で掘削して、通常残土として処分せざるを得ない土を、

敷地内の地盤が低くなっている部分へ盛りながら工事を進める。

こういった方法で進められるか。

または、それでも土が足らないか。

土が足らないのであれば、これから始まる他の現場で処分する予定の土を、

こちらへ搬入すれば、処分費は一切かからない。

こんな風に効率を考えて現場を進めていけるよう、

常に他の現場との兼ね合いや調整をしながら、工事を進めていくのです。

基礎業者とは、こんな調整や効率性を考えながら、

現場で事前確認を行っていきました。