平塚市 諏訪町S様邸 解体工事中に・・・

平塚市の諏訪町で現在解体工事中のS様邸の様子を見に行きました。

現場では何が起こるかわからない為、

基本的に1日1回は様子を見に行くこととしております。

元請業者のスタッフが現場へ顔を出すと、

現場の職人や作業員も

しっかりと管理されている現場だな

と気を引き締めるようになるからです。

 

本日様子を見に行きましたら作業員から声を掛けられて、

出ましたよ!!

とのこと。

 

作業員に言われるがままに付いていくと、

植木鉢??

何と、植木鉢ではなく、井戸が発見されました。

井戸って、大きなマンホール位の直径1m位のものを想像する方が多いのですが、

直径30cm位のものも実はあるんですね。

今回は売買契約にて購入されたS様のこの土地の引渡日が昨年の12月中旬でした為、

3ヶ月以内に付される特約により、地中埋設物の扱いとして、

元の売主様へ報告して、売主様のご負担にて撤去等をしていただくことが

できます。

 

売主様側には専属の仲介業者さんがいらっしゃる契約でしたので、

そちらのご担当の方にご報告をし、写真を送り

売主様へのご報告なども行っていただき協議することとなりました。

契約当時から売主様側の仲介業者様のご担当者様は非常にスピーディーで

丁寧なご対応をして下さる方でしたので、

報告をしたところ、

「販売開始時に井戸があることに気付かなくて申し訳ない」

と丁重に謝られましたが、

私自身も引渡し前の現地調査時には植木鉢にしか見えませんでしたので、

まさか!!の出来事でした。

 

100%完璧な事って難しく、

どんなに慎重かつ丁寧な方でもミスすることは当然にあります。

 

それを補うために契約書の特約条項などがあり、

更に、不測の事態があった場合に、

いかに誠実に、慎重に、迅速に対応するかで、

結果が変わってきます。

 

このようなことが発覚した場合に、

・どっちの責任であるか、と責任を押し付けあったり、

・連絡を怠る

・対応が遅い

といったことで、問題が大きくなってしまいます。

 

今回はご担当の方がとても誠実な方でしたので、

こちらも買主様であるS様も、

全く心配することなく安心することができました。

 

売主様も相続で得られた不動産でしたので、

井戸があるかどうかまで把握されてないことなど当然にあります。

 

現地の庭も植木や植木鉢だらけでしたので、

50個の植木鉢がある庭の中に1つ井戸があるなんて、

誰が想像できますでしょうか(笑)

 

売主様ともすぐにご対応していただき、

井戸のお祓いをしてから井戸の撤去工事を進めることとしました。

 

今回は弊社が

「不動産売買の仲介会社」かつ「工事の施工業者」

という立場でしたので、ワンストップの対応ができましたが、

通常は不動産の仲介会社A社がいて、

施工業者B社が工事を行い、

B社が井戸を発見

→ 買主様に報告

→ 買主様がA社に報告

→ A社が現地を確認

→ 売主様の仲介業者とA社で協議

→ A社が買主様にどうするか報告

→ 買主様がB社へ報告

中にはB社が、工事がストップしてしまう分の遅延損害金などを請求するケースもあります。

B社としては、井戸が発見したとしても工事を止めて

工期を延長するメリットはないですから、

撤去するなら撤去費用、撤去しないなら残して工事終了

という判断をすぐその場で指示してもらい、

予定通りの工期で完了させないと、

経費が無駄に掛かるだけだからです。

 

今回のように弊社で不動産を購入し、

施工も一緒にさせて頂けると、

そういった煩わしさや、手間、時間が多くかかる可能性等の

デメリットを全て賄うことができますし、

誰の責任かどうかの責任逃れもできなくなるため、

窓口が少なくなればなるほど、

お客様側の取引の安全性が高まるということを

改めて今回も感じました。